同じ墓地の中に、複数のお墓をお持ちのご家庭も少なくありません。
代ごとに建立してきたお墓
ご兄弟それぞれのお墓
隣接する区画で管理しているお墓
こうした背景から、近年では「将来的な管理を考えて、ひとつにまとめたい」というご相談が増えています。
同じ墓地内でのお墓の統合は、今ある場所を活かしながら進められるため、比較的取り組みやすい方法の一つです。
お墓をまとめる主な方法
〇既存のお墓へご遺骨をまとめる
現在あるお墓のひとつを中心に、ご遺骨や墓誌をまとめる方法です。
例えば、
比較的新しいお墓を残す
お参りしやすい位置を中心にする
今後承継しやすいお墓へまとめる
など、ご家族の状況に合わせて進めていきます。
〇新たにひとつのお墓として建て替える
複数のお墓を整理し、新たなお墓として建て替えるケースもあります。
その際には、
ご先祖様のお名前を整理して墓誌へまとめる
お参りしやすい動線へ見直す
将来的な管理負担を考慮した設計にする
など、これから先の使いやすさも含めて検討できます。
同じ墓地内でも“改葬許可”が必要になる場合があります
「同じ墓地の中だから手続きは不要」と思われることがありますが、
ご遺骨を別の区画へ移動する場合は、“改葬許可”が必要になるケースがあります。
必要書類や手続き方法は、自治体や墓地によって異なるため、事前に管理者や石材店へ確認しながら進めると安心です。
減らす”のではなく、受け継ぎやすくする
お墓をまとめるというと、
「ご先祖様を整理してしまうようで気が引ける」と感じる方もいらっしゃいます。しかし実際には、供養を簡略化するためではなく、これから先も無理なく手を合わせ続けられる形へ整えるための選択として考えられることが増えています。
大切なのは、お墓の数ではなく、
これから先も自然にお参りを続けていける環境を残していくことなのかもしれません。
