祭祀承継者とは?役割とは?

祭祀承継者とは?役割とは?

祭祀承継者とは、お墓や仏壇などの「祭祀財産」を受け継ぎ、祖先の祭祀を主宰する人で、相続人や被相続人が指定した人物になることが一般的です。
また、民法では系譜、祭具及び墳墓の所有権が祭祀継承者に継承されると記載されています。系譜とは家系図などのことを指し、祭具は位牌や仏壇などを指します。
墳墓とは墓地と墓石のことで、納骨堂などに保管している場合はその場所も墳墓として認められています。

祭祀承継者の役割は、大きく4つあります。
*墓地・霊園の管理費の支払い義務
*お墓や仏壇の維持管理
*法要を主宰する義務(一周忌、三周忌など)
*寺院墓地の場合、檀家としての義務(お布施や寄進など)

遺骨の所有者となる為、お墓を処分したり改葬したりする権利を持つので、墓じまいをしたいといった場合は、祭祀承継者の同意がなければできません。

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