墓じまいの話を持ち出すと、親族から反対されたというご相談がよく寄せられます。
反対される理由の多くは、先祖やお墓に対する考え方の相違やお参りする場所がなくなることへの寂しさと、定期的に訪れていた場所が失われることへの感情的な喪失感など、お墓に対する想いの違いで反対される場合が多いようです。

親族間で墓じまいを話し合う際には、以下の点に配慮するとスムーズに進められる可能性があります。
まずは、墓じまいの理由や必要性を冷静かつ具体的に説明します。
次に永代供養や樹木葬など、引っ越し先となる新しい供養方法について詳細に伝えます。
さらに墓じまいの過程に親族の参加を促し、一緒に新しい供養方法を検討することで理解を深めてもらいます。

墓じまいは家族の歴史や感情に深く関わるデリケートな問題です。親族全員の意見や気持ちを尊重しながら、慎重かつ丁寧に進めていくことが重要です。